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バルセロナ×エスパニョール :イニエスタとグジョンセン
リーガ・エスパニョーラ 第33節
バルセロナ×エスパニョール
@カンプノウ
【バルセロナ 先発】
GK ビクトール・バルデス
DF プジョル ミリート ザンブロッタ シウビーニョ
MF トゥーレ・ヤヤ シャビ グジョンセン
FW ボヤン エトー ドス・サントス
【エスパニョール 先発】
GK カメニ
DF トレホン ハルケ チカ・トーレス サバレタ
MF アンヘル ウルタド ルフェテ コロミナス
FW ルイス・ガルシア ラウル・タムード
ここ数試合、リーグ戦が引き分けと負け続きで波に乗り切れないバルサとリーガ4連敗中のエスパニョールのダービーマッチ。
バルサはリーガ優勝に向けて一つも星を落とせない。一方のエスパニョールも4連敗の嫌な流れを断ち切り、UEFAカップ出場権争いに踏みとどまりたい。そんな両者の対戦。
バルサはイニエスタ、アンリが控えと言う布陣。イニエスタ不在がどう出るか?
前半は両者共に攻め手を欠くような展開。と、言うよりエスパニョールは元々守備意識を高くして試合に臨んでいた感じなので、どちらかと言うとバルサの攻撃に問題があるといったところ。
前半での惜しいシーンはザンブロッタのミドルシュートやグジョンセンの飛び出しからのシュート。しかし決まらず。
ここ数試合はバルサの攻撃が大味。自慢のパスサッカーはどこへ・・・
一方のエスパニョールは完全にカウンター狙い。チャンスらしいチャンスはほとんど無かったが、全体としての意思統一ははっきりしていた。そういう意味ではバルサよりマシなのか・・・!?
結局前半は0−0で終了。
後半の頭から選手交代枠を使ってきたのはバルサ。グジョンセンに代えてイニエスタ、ドス・サントスに代えてメッシを投入。最近のライカールトは打つ手が早い。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグを睨んでの交代か?
ライカールトの真意はともかく、この交代がズバリ的中する。
特に広く動き回るイニエスタが入ったことによって前線の動きが活発化。メッシも得意のドリブルで左サイドを切り裂き、多くのチャンスを作り出していた。
が、得点できないのが今のバルサ。シュートを何本放っても入らない。ひたすら耐えるエスパニョール。
そして、バルサは後半の21分にプジョルに代えてマルケスを投入。ロングボールというオプションを使いたかったのか、CLに向けての調整なのか・・・
結局、バルサのシュートの雨あられとなったこの試合。エスパニョールがこれを耐え抜き勝ち点1を獲得、一方のバルサは勝ち点2を取り損ねた格好となった。
【イニエスタとグジョンセンの動き】
この試合、途中出場するや否や前線を瞬く間に活発化させたイニエスタ。前半に出ていたグジョンセンとどのような違いがあるのだろうか。
まず、先発したグジョンセン。アイスランド人のストライカーで父もアイスランド代表・・・
そう、ここで分かると思うが、グジョンセンは元々FW。どうしても動きがFWっぽくなる。一番それが顕著に現れるのが、ボールの受け方とその後のプレーである。
例えば、ヤヤ、シャビなど自分より後ろのプレーヤーからパスが来た時、グジョンセンの場合はFWのポストプレーのように体を張ったり、ワンタッチでサイドなどへ叩いて前へ飛び出すパターンが多い。
一方のイニエスタは、もちろんワンタッチで叩く事もあるが、ボールをもらうとまずキープの動きを見せる。このキープの動きと言うのは自陣へ向ってのドリブルの事で、これを相手のマークがある程度離れるまで行う。こうする事によって自分が前を向いてボールを裁く事が可能になる。
すると、どうなるか?
前を向いたイニエスタはFW陣に当てて飛び出して再びパスを受け、フィニッシュorラストパスをする。もしくはオーバーラップしてきたSBに預けることもドリブルをする事も可能になる。要するに、最初にパスを受けた時点で一度自由になる動きを採ることによってその後のプレーの幅を広げている。
グジョンセンの場合はボールの受け方がFWのポストプレーのような感じなので、ゴールを奪うような動きに直結する事が多く、バルサのMFでやるべき仕事であるチャンスメイクが出来なくなってしまうのだ。
単純に考えても分かると思うが、FWが3人いるのにFWのように果敢にウラへ飛び出されたらどうしても混乱気味になってしまうし、パスの出し手が少なくなってしまうと言う事だ。
FWでプレーするグジョンセンを久しぶりに見てみたい。2トップの一角とか。今のバルサだと叶わぬ願いだが・・・
【開き直ったエスパニョール】
エスパニョールについて。
デ・ラ・ペーニャがいなくなってから全く調子の上がらないエスパニョール。ラストパスを出す人間がいないのだから4連敗も納得と言えば納得だが・・・
そんな彼らを象徴するかのようだったこの試合。
見せ場はほとんど無し。ただひたすらバルサの攻撃を耐えしのぎ、カウンターを試みているが守るので精一杯。正直、カメニが一番目立っていた。
通常、こういう試合だと、守りつかれて最後にやられるパターンが多いのだが、ダービーマッチと言う事もあってか最後まで集中が途切れなかった。
実力的に言ってもバルサの方が上なのは明らか。ましてデ・ラ・ペーニャがいないのだから尚更・・・。
そんな訳かは知らないが、いい意味で開き直れていた気がする。まともに戦ったら負けるのは目に見えているのだから、何としても守りきってやる!どんな手を使っても4連敗の流れを止める!ダービーだから負けられない!という感じが全体に伝わってきた。意思統一は完璧。そういう意味ではバルサよりは上だった。ラフプレーや内容うんぬんは置いといて。
エスパニョール自体は昨年のUEFAカップ準優勝が示すように、実力は十分あるチーム。そのチームが自分達のサッカーを壊してまで勝ち点にこだわったこの試合。こだわりを持ってサッカーをするのはすばらしい事だが、プライドを捨てる勇気も時には必要なのかもしれない。
曖昧なので気持ちが〜とか、精神的な〜という表現はあまり好きではないが、気持ちでどうにかしたこの試合のエスパニョールであった。
バルセロナ×エスパニョール
@カンプノウ
【バルセロナ 先発】
GK ビクトール・バルデス
DF プジョル ミリート ザンブロッタ シウビーニョ
MF トゥーレ・ヤヤ シャビ グジョンセン
FW ボヤン エトー ドス・サントス
【エスパニョール 先発】
GK カメニ
DF トレホン ハルケ チカ・トーレス サバレタ
MF アンヘル ウルタド ルフェテ コロミナス
FW ルイス・ガルシア ラウル・タムード
ここ数試合、リーグ戦が引き分けと負け続きで波に乗り切れないバルサとリーガ4連敗中のエスパニョールのダービーマッチ。
バルサはリーガ優勝に向けて一つも星を落とせない。一方のエスパニョールも4連敗の嫌な流れを断ち切り、UEFAカップ出場権争いに踏みとどまりたい。そんな両者の対戦。
バルサはイニエスタ、アンリが控えと言う布陣。イニエスタ不在がどう出るか?
前半は両者共に攻め手を欠くような展開。と、言うよりエスパニョールは元々守備意識を高くして試合に臨んでいた感じなので、どちらかと言うとバルサの攻撃に問題があるといったところ。
前半での惜しいシーンはザンブロッタのミドルシュートやグジョンセンの飛び出しからのシュート。しかし決まらず。
ここ数試合はバルサの攻撃が大味。自慢のパスサッカーはどこへ・・・
一方のエスパニョールは完全にカウンター狙い。チャンスらしいチャンスはほとんど無かったが、全体としての意思統一ははっきりしていた。そういう意味ではバルサよりマシなのか・・・!?
結局前半は0−0で終了。
後半の頭から選手交代枠を使ってきたのはバルサ。グジョンセンに代えてイニエスタ、ドス・サントスに代えてメッシを投入。最近のライカールトは打つ手が早い。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグを睨んでの交代か?
ライカールトの真意はともかく、この交代がズバリ的中する。
特に広く動き回るイニエスタが入ったことによって前線の動きが活発化。メッシも得意のドリブルで左サイドを切り裂き、多くのチャンスを作り出していた。
が、得点できないのが今のバルサ。シュートを何本放っても入らない。ひたすら耐えるエスパニョール。
そして、バルサは後半の21分にプジョルに代えてマルケスを投入。ロングボールというオプションを使いたかったのか、CLに向けての調整なのか・・・
結局、バルサのシュートの雨あられとなったこの試合。エスパニョールがこれを耐え抜き勝ち点1を獲得、一方のバルサは勝ち点2を取り損ねた格好となった。
【イニエスタとグジョンセンの動き】
この試合、途中出場するや否や前線を瞬く間に活発化させたイニエスタ。前半に出ていたグジョンセンとどのような違いがあるのだろうか。
まず、先発したグジョンセン。アイスランド人のストライカーで父もアイスランド代表・・・
そう、ここで分かると思うが、グジョンセンは元々FW。どうしても動きがFWっぽくなる。一番それが顕著に現れるのが、ボールの受け方とその後のプレーである。
例えば、ヤヤ、シャビなど自分より後ろのプレーヤーからパスが来た時、グジョンセンの場合はFWのポストプレーのように体を張ったり、ワンタッチでサイドなどへ叩いて前へ飛び出すパターンが多い。
一方のイニエスタは、もちろんワンタッチで叩く事もあるが、ボールをもらうとまずキープの動きを見せる。このキープの動きと言うのは自陣へ向ってのドリブルの事で、これを相手のマークがある程度離れるまで行う。こうする事によって自分が前を向いてボールを裁く事が可能になる。
すると、どうなるか?
前を向いたイニエスタはFW陣に当てて飛び出して再びパスを受け、フィニッシュorラストパスをする。もしくはオーバーラップしてきたSBに預けることもドリブルをする事も可能になる。要するに、最初にパスを受けた時点で一度自由になる動きを採ることによってその後のプレーの幅を広げている。
グジョンセンの場合はボールの受け方がFWのポストプレーのような感じなので、ゴールを奪うような動きに直結する事が多く、バルサのMFでやるべき仕事であるチャンスメイクが出来なくなってしまうのだ。
単純に考えても分かると思うが、FWが3人いるのにFWのように果敢にウラへ飛び出されたらどうしても混乱気味になってしまうし、パスの出し手が少なくなってしまうと言う事だ。
FWでプレーするグジョンセンを久しぶりに見てみたい。2トップの一角とか。今のバルサだと叶わぬ願いだが・・・
【開き直ったエスパニョール】
エスパニョールについて。
デ・ラ・ペーニャがいなくなってから全く調子の上がらないエスパニョール。ラストパスを出す人間がいないのだから4連敗も納得と言えば納得だが・・・
そんな彼らを象徴するかのようだったこの試合。
見せ場はほとんど無し。ただひたすらバルサの攻撃を耐えしのぎ、カウンターを試みているが守るので精一杯。正直、カメニが一番目立っていた。
通常、こういう試合だと、守りつかれて最後にやられるパターンが多いのだが、ダービーマッチと言う事もあってか最後まで集中が途切れなかった。
実力的に言ってもバルサの方が上なのは明らか。ましてデ・ラ・ペーニャがいないのだから尚更・・・。
そんな訳かは知らないが、いい意味で開き直れていた気がする。まともに戦ったら負けるのは目に見えているのだから、何としても守りきってやる!どんな手を使っても4連敗の流れを止める!ダービーだから負けられない!という感じが全体に伝わってきた。意思統一は完璧。そういう意味ではバルサよりは上だった。ラフプレーや内容うんぬんは置いといて。
エスパニョール自体は昨年のUEFAカップ準優勝が示すように、実力は十分あるチーム。そのチームが自分達のサッカーを壊してまで勝ち点にこだわったこの試合。こだわりを持ってサッカーをするのはすばらしい事だが、プライドを捨てる勇気も時には必要なのかもしれない。
曖昧なので気持ちが〜とか、精神的な〜という表現はあまり好きではないが、気持ちでどうにかしたこの試合のエスパニョールであった。


